母が亡くなってから家に訪問された人の話を書こうと思う。
死後、母と似た人が訪ねてきた(類は友を呼ぶ)
母が亡くなり、もう1か月近く経ったころ
あまり見たことのない人が訪問された。
名前を呼んでいたので父は知っていたらしい。
菓子折りとお花をもって来られたご婦人2人組は母の同級生だという。
昔はよく来てたのよ。と1人が。かなり昔?
そうだろう、わたしには全く見覚えがない。
とりあえず、父が知っているようだしお茶だけ出してさっさと去ろうと
思っていると・・・
「(お茶は)少し待って・・・わたし、お経をあげたいから。下手だけど」と
言われたので仕方なく後ろで一緒に参ることになった。
どうしよう・・・お茶が冷めてしまう(でもそんなに長くはないだろう)
まぁいいか、と思ったのもつかの間、、、、
バッグからお経の本を取り出して、その強引なおばちゃんは
一緒に来た遠慮がちなおばちゃんに
「アンタもそこら辺に本あるはずだから・・(読んで!)」と指示していた。
(そして我が家に置いてある経本で伴唱し始めた!)
お経が始まった。きっとさわりだけだろう・・・と思っていたが 一向に
「波阿弥陀仏」まで来ない・・・
マジか・・・
そのへたくそなお経に退屈を感じ始め、
腕についたままだった絆創膏の跡をむしりはじめたわたし。
なむあみだぶつ~
調子の悪いお経がやっとクライマックスを迎えたかと手を合わせたが
まだ続きを唱えているばあさん2人。
フト横でお参りしてた父が
「誰か来たみたい」と
わたしの顔を見て促したので玄関に出てみたが
誰もいなくてそのままわたしは自室へ下がった。
「っふぅ~助かった」
あの自己満足なだけのお経はなんなんだ・・・
それからなんと約2時間弱、おばあちゃん2人は帰らなかったのだった。
後で父に聞くと
「苦痛だった・・・」
まとめ 死後、母と似た人が訪ねてきた(類は友を呼ぶ)
そしてやはり父はわたしを逃がしてくれたのだった(珍しい。ナイスじゃん)
「自己満足だよね、あれって。。。」
「人の迷惑も考えずに長々と・・・」
「やっぱお母さんに似てるよね。そういうとこ」
「自己中というか、類は友を呼ぶわ」
と父とわたしでひとしきり盛り上がったのだった。
「やっぱ母は自分勝手な人だった」と再認識できてある意味ホッとした。(笑)
(というのもね、死後気づいた衝撃的なことが他にもあったのよ。。。これは後日書きたいと思います、まだ消化しきれてないの。。。)